2026/09/10

甲板員と機関員の違いは?船員求人を読むための仕事内容と職種の基礎

甲板で係船設備を扱う甲板員と機関室で点検する機関員のイラスト

船員の求人を見ていると、「甲板員」「機関員」「航海士」「機関士」など、似た名前の職種が出てきます。違いを整理するポイントは、担当する部門と、職員・部員という役割の二つです。

甲板員と機関員は担当する仕事の中心が異なり、航海士・機関士とは役割や資格の扱いも異なります。職種名だけで判断せず、求人票の業務内容まで確認しましょう。

甲板部は航行や荷役、機関部は機械や装置を支える

船内の仕事は、甲板部、機関部などの部門に分かれます。甲板部は航行、荷役、船体の保守・整備などを担い、機関部はエンジンや発電機など、機械・装置の点検や管理を担います。国土交通省「船での仕事、船での生活。その実態とは?」

職種主に属する部門仕事の中心
甲板員甲板部指示のもとで行う見張り、荷役の補助、船体の整備など
機関員機関部指示のもとで行う機関設備の点検・整備の補助など

実際の分担は、船の種類や設備、乗組員の構成によって変わります。求人では「その他、運航に関わる作業」なども含め、担当範囲を確認してください。

「甲板員」と「航海士」、「機関員」と「機関士」は別の役割

甲板員と航海士、機関員と機関士は、呼び名だけが違う同じ仕事ではありません。航海士や機関士などの船舶職員として働く場合は、担当する職務に応じた海技免状が求められます。国土交通省 関東運輸局「船員として働くために」

未経験者を対象とする甲板員・機関員の求人では、補助作業などから経験を積む入口が設けられている場合があります。応募できる条件と、入社してすぐに任される作業は、分けて確認すると分かりやすくなります。

将来の資格取得を考える場合も、必要な経験や取得方法を個別に確認しましょう。職種名だけから、一定年数で自動的に航海士・機関士になれると判断することはできません。

自分に合う仕事を考える3つの視点

まず、何に関心があるかを考えてみましょう。船の周囲の状況を見たり、貨物を運ぶ流れに関わったりする仕事に興味があるのか。機械の状態を確かめ、点検・整備の仕組みを学ぶことに興味があるのか。関心の方向を整理すると、面談で相談しやすくなります。

次に、働く環境を確認します。屋外作業の割合、機械のある場所での作業、当直や休憩の取り方などは、船や担当によって異なります。「甲板員は必ずこの生活」「機関員なら必ずこの勤務時間」と一括りにしないことが大切です。

最後に、両方の仕事に共通する基本姿勢を考えましょう。指示を確認する、変化を報告する、整理整頓を続けるといった習慣は、どの部門でも仕事を学ぶ土台になります。

真栄海運で募集しているのはガット船の甲板員

真栄海運の採用情報では、ガット船に乗船する甲板員を募集しています。掲載されている業務は、航行中の見張り、荷役作業の補助、船内清掃・整理整頓、機関まわりの点検補助などです。

甲板員の募集でも、業務一覧には機関まわりの点検補助が含まれています。このように、実際の仕事を知るには職種名と仕事内容の両方を見ることが必要です。機関員としての就職を希望する場合は、現在の募集状況をお問い合わせください。

応募前は「入社後に担当すること」を聞いてみよう

面談では、「未経験で入社した場合、最初はどの作業から覚えますか」「指導は誰から受けますか」「担当する範囲はどのように決まりますか」と聞いてみましょう。

船員の仕事をまだ詳しく知らなくても、自分の関心と確認したい点を整理すれば相談できます。鳴門で甲板員の仕事を検討している方は、現在の募集要項をご覧の上、真栄海運の採用について相談するからお問い合わせください。